監督辞任のご挨拶
2017年10月07日
秋季大会の敗戦をもちまして、監督の職を辞することと致しました。
私なりに熟考し、至った結論です。
2年弱の間でしたが、教員でもない私に監督を任せていただき、支えてくださった皆様、
ついてきてくれた選手のみんなには感謝しかありません。
17年前の夏、涙とともに脱いだユニフォームに再び袖を通す日が来るとは夢にも思いませんでした。
その時の感動と興奮は今でも覚えています。
結果が良い時も悪い時も、ブレずに前へ進むことは、本当に難しいことだと改めて痛感し、
もがき続けた2年間だったと思います。
一発勝負の難しさ、連戦の難しさ、指導の難しさ、育成の難しさ、そして勝つことの難しさ。
人が大きく成長する高校生という青春の時の中、彼らに影響を与える立場で接していることのやりがいと緊張感。
甲子園で母校の校歌を歌う。110余年の伝統を紡ぎ続ける我が春高野球部の悲願。
OB、応援してくださる地元の皆様、そして関係する全ての皆様が抱くその夢を実現することはできませんでした。
それでも夢は続いています。
後輩諸君が、臙脂を受け継ぐ者たちが必ずやその夢を現実に変えてくれると信じています。
これからは1人のOBとして、母校、現役部員及び卒業生、関係するすべての皆様のご活躍を心より願うとともに、
自身もさらに成長できるよう日々努力してまいります。
幸せな時間でした。本当にありがとうございました。
川内健吾